カリフォルニアで運転免許を取るのは簡単?!免許取得の流れを解説します

アメリカで運転免許のことは「Driver’s License(ドライバーズライセンス)」と言います。日本と同様に身分証明として使うこともできます。

そして運転免許センターのことをDMV(Department of Motor Vehicles)といいます。

アメリカでは州ごとに免許証が異なります。

たとえばTAEKOはワシントン州からカリフォルニア州に引っ越しをしましたが、そのときはカリフォルニアでまた免許を取り直さなければいけませんでした(筆記のテストのみで、実技は免除されました)。

日本の免許は残念ながら書き換えはできません。筆記テストも実技テストも必ずカリフォルニアで受けないといけません。

日本から長期滞在でやってくる人(ビザで入国する人、永住権で入国する人など)は、日本から持ってきた国際免許の有効期限は入国後10日間のみとなります。たまに、国際免許で1年間運転をしている人を見かけたりするのですが、それはカリフォルニアではダメなので、気を付けてくださいね!

MEMO
DMVのサイトにはNew Residentは10日以内にカリフォルニア州の免許を取ること、と明記されています。何をもってResidentとみなされるかはグレーゾーンでもあるようです。
https://www.dmv.ca.gov/portal/dmv/detail/pubs/hdbk/ca_dl

カリフォルニアで免許が取れる条件は以下になります。

  1. カリフォルニアに合法に滞在していること
  2. 16歳以上であること 
    ※18歳未満の場合は保護者の同意や自動車学校などでの教習も必要となります。
  3. 身分証明があること
  4. 住所証明があること
  5. Social Security Number(SSN)の提示

アメリカにビザまたは永住権で滞在していないと免許は申請できないので、短期観光の方(ESTAでのみの滞在)は免許は申請できません。

例えば留学生の場合は、①は学校から発行してもらうI-20とオンラインで印刷可能なI-94(出入国証明)、②の身分証明はパスポート、そして③の住所証明はもしアパートを借りている場合は公共料金の請求書、携帯電話の請求書、銀行の毎月のStatement、ホームステイの場合はホストファミリーから契約書を書いてもらう、寮の場合は寮の契約書、Amazonなど通販で届いた請求書、授業料の支払い証明、などを提出されているようです。

留学生の場合、免許の有効期限はI-20の有効期限と同じ、、、という話を聞いたことがあります。なのでI-20の有効期限が短いと免許申請できないケースがあるそうです。学校によってはI-20の有効期限をあらかじめ長く設定してくれているところもあるようです。

住所証明になるものリストはこちらのページをご参照ください。

アメリカに合法に滞在しているけれど、SSNがもらえない場合(留学生など)はSSNがなくても免許は取得可能です。

ただ、窓口の人によってはSocial Security Numberがないとだめという人(あまり留学生の対応などに慣れていない方)もいるようですが、なくても大丈夫なので違う窓口の人に確かめてもらうように粘ってください。SSNがない人もちゃんと免許はもらえているのが現状です。

先に行っておきますが、DMVは窓口によって言うことが違ったりすることはざらです!すぐに引き下がって帰らさせられることがないようにがんばってください!

ステップ1
DMVに行く

予約なしでもOKですが、ものすご~~~く待つことを覚悟してください。なので予約して行ったほうが断然スムーズです。
持ち物は、
・パスポート
・滞在証明(I-20、I-94など)
・住所証明
・SSN(あれば)
・運転免許申請費 35ドル
・申請書(もうすぐ申請書はオンラインで作成も可能になるそうです)
DMVでは、
・視力検査
・指紋採取
・写真撮影
もあります。
ステップ2
筆記試験を受ける

Knowledge Test(筆記試験)を受けます。3択形式。
3回落ちると、最初から申請をやり直すことになります。

ステップ3
Permit(仮免)をもらう
筆記試験に合格するとPermit(仮免)がもらえます。
助手席に18歳以上のカリフォルニア州の免許を持つ人が同乗していれば、公道を走って練習することができます。
といっても、初めての免許取得の場合は人のいない駐車場などから練習を始めることをおすすめします。
ステップ4
Driving Test(実技試験)を受ける

実技試験(Behind-the-wheel-testとも言う)は予約が必要です。
試験を受けるためには、Permit、試験用の車(Registration Cardも)と、そして自動車保険が必要です。
3回落ちると、最初から申請をやり直すことになります。
ステップ5
免許証ゲット!!

おめでとうございます!免許証は郵便で後日送られてきます。90日間有効なInterim Driver’s License(Temporary License)がその場でもらえますので、それを携帯して運転をしましょう。

こんな流れで免許を取得することができます。お金も時間もかかる日本と違って、比較的簡単に運転免許を取ることができます。

筆記試験を受ける前には必ず、

をやっておきましょう。

筆記試験を合格するためのポイント!
1.筆記試験は日本語でも受けられる!
英語が日本語か選べます。ただ、アメリカで運転していくには必要最低限の英語力と、標識などを理解する力が必要になると思います。そのため、英語で受験したほうが今後のためにはなるかと思います。実技テストは英語のみです。
2.カリフォルニアドライバーハンドブックは日本語版もある!
こちらから閲覧可能です。英語力に自身のない方は、英語版と日本語版と照らし合わせながら勉強するといいですね。
3.サンプルテストはた~くさん出回っている
California license test sampleなどで検索するとたくさん出てきます。サンプルテストっていうか、本番で出てくるテストそのままのものがほとんどなので、筆記テストでは「あ、この問題どこかで見たな」というものがたくさんあると思います。日系のスーパーにおいてあるテレフォンガイドの最後にサンプル問題がのっていて、TAEKOはそれで勉強しました。
4.時間制限なし!
全部で36問あり、パスも3回まで可能。
試験はパソコンのタッチパネルで、カウンターで立って受験です。

無事筆記に合格しましたら、実技練習は各々でやってください、、、というのがなんともアメリカですね!!

ただし、アメリカにも自動車教習所(Driving School)はちゃんと存在します。
16歳以上から免許が取れる州が多いのですが、16歳以上~18歳未満の高校生たちは必ず教習を受けることが義務になっています。

TAEKOも高校生のときに免許をゲットしましたが、ちゃんと教習所に通いました。実技の練習付き、、、といっても、数回ほど住宅地の中をぐるぐる運転しただけでしたが。

たまに街中でも「Student Driver」と書かれた車を見かけますが、あれは教習所に通っている学生が運転している練習の車です。

日本人向けに教習してくれるサービスをやっている人もいるようです。実技の試験の車を貸してくれたり(同伴)、試験のコースを教えてくれたりするみたいです。

TAEKOは実技の練習はホストファザーに人気のない駐車場とかで、ホストファミリーの車を使って練習させてもらいました。ワシントン州は縦列駐車の試験があって、しかも枠内に一発で入れないといけなかったから(いや、3回くらいまで猶予があったかな??)、かなり練習しました。カリフォルニア州は縦列駐車の試験がないから、ラッキーですね~~~!!

そして実技のテスト用の車も自分で用意してきなさいね、というのもアメリカならでは!!

TAEKOはホストファミリーの車を借りました。でっかいバンで、縦列駐車も難しかったよ(泣)。

実技テストですが、助手席に試験官が乗り込み、手信号をさせられたり、ハザードやライトの位置確認をさせられます。
タイヤの状態やシートベルト、ミラーなども確認されます。

そして、DMVの周辺を指示通りに走らされます(一般の公道です)。
横で試験官が採点をします。減点方式で、規定のポイントを下回らなければ合格となります!

ですが、ひとつのミスで一発不合格となってしまう項目があります。たとえばスピード違反をしたら、その時点でアウト!試験を最後までうけることなく、DMVへと引き返すことになります。はい、TAEKOも老人ホームがあるエリアでスピード制限が低くなっていることに気が付かず、わずかにスピードを出しすぎてしまって、速攻で「はい、終了。DMVに戻って~」と言われて最初落ちました。。。

試験コースはDMVによって大体決まっているので、過去に受けた方が近くにいれば、どの辺を運転させられたか聞いてみるのが一番ですね!あとはYoutubeでも試験対策とか見つかるみたいですよ。

面接官によっても優しかったり、厳しかったりもするようなので、あたり・はずれもありそう><

交通量の多い地域にあるDMVよりも、ひっそりとした場所のほうが実技テストも運転しやすいと思います。

合格後、免許は普通郵便で送られてきます。もし合格後に引越しをしたりする場合は、きちんとDMVに届け出をしないと、免許が届かないことがあるので気を付けてください。

「すぐに送られてきたよ~」って人もいれば、「何カ月もかかった」なんて人もいるようです。

どうか安全運転でアメリカでもドライブを楽しんでくださいね!!